ブログ記事のテンプレート|ノウハウ提供型4パターン

こんにちは。コンサルタントの中田です。今回はブログ記事を書く場合に役立つテンプレートを紹介します。

テンプレートというのは、ブログ記事のように、何らかの文書を書く場合に使用する雛形(ひながた)、書式、フォーマットなどと呼ばれるものです。

よく書く文書があるとき、いちいち最初から書いていたら時間も手間もかかり非効率です。そのような文書は、文章構成をパターン化してしまえば、使い回しができ楽になります。

例えば交通費の精算書とか、送付案内とか、顧客向けの返信メールなどは既にそうされていることでしょう。

しかしブログ記事テンプレートの目的は、効率だけではありません。記事を載せるのは読者の心を動かすのが目的です。文章は一定の形式で並べると、とても効果的にメッセージを伝えることが可能になるんです。

例えば音楽です。Jpopでも洋楽でも、ほとんどの曲は、

イントロ⇒Aメロ⇒Bメロ⇒サビ

という感じでつくられてます。また伴奏の和音の並びも実は一定の決まりの元で作られてます。明確に型があり、それを守ることで人の心を揺さぶっているわけです。ブログ記事についても同様で、読まれる記事はやはり良いテンプレートに添って書かれているんで、そうしたベストなフォーマットをい維持するという意味もあるということです。

ちょっと例をあげましょう。まず、HubSpotというアメリカ最大手のWEBマーケティングの会社が無料で提供しているテンプレートがあります。この会社はオウンドメディアなどの大御所ですが、登録すれば無料で以下の5つのテンプレート(日本語)が入手可能です。ワードで提供されてます。一度見てみてください。

HubSpot社 無料ダウンロード:ブログ執筆のための5つのテンプレート

  • ハウツー形式のテンプレート
  • リスト形式のテンプレート
  • キュレーション形式のテンプレート
  • スライドシェアを用いたプレゼンテーション形式のテンプレート
  • ニュースジャッキング形式のテンプレート

それから、国内でブログ・マーケティングでかの有名なバズ部さんも、記事の中で5つのパートからなるテンプレートを紹介されています。

問題提起: 読者が抱えている悩みを指摘
結果の提示: この記事を読むことで解決できることを明示
結果の根拠: なぜ、その結果が出るのかの説明
解決策の提示:箇条書きで解決策を書く
結論: 全体のまとめ

これぐらい大雑把で構わないので、このように、ブログ記事のテンプレートを用意しておけば、どんな記事でもスムーズに書き上げることができる

出典:良質なブログ記事を30分で書き上げるために実践している10のコト

ただ、ブログ記事テンプレートは、ビジネス文書ほどはポピュラーではないので、あまり知られてはいません。また書き慣れれば、頭の中にテンプレートができてしまうので、不要だという人もいます。

しかし初心者の方にとっては、型を学んでおくことは有益だと思います。スポーツでも料理でもそうですよね。私もブログを書き始めた頃は、そうした見本やヒントを検索しまくりました。

アフィリエイトやセールス目的のテンプレートは書籍もWEBでも結構あるんですが、そうではない「ノウハウ」や「知識」を伝える目的のものって無かったんで、自分なりに見よう見まねでそれらを参考に書いていました。

最近は、理想のテンプレートとはどういうものがよいのか、自分なりに整理できてきたので、記事にしてみようと思った次第です。ではさっそく説明を始めましょう。

ブログ記事テンプレートとは

ブログの記事作成で言えば、目的達成に必要な記載要素を漏らさず書けるよう共通部分をまとめたもの、ということになります。

あらかじめ記事の構成が決まっていて、後はその中身を埋めていけば記事が完成する。それがブログ記事のテンプレートです。

実際のテンプレートは、ワードでもテキストファイルでもいいし、ノートやポストイットに手書きというのもありです。

なおブログ記事といっても、いろんな内容がありますね。今回はビジネスでよく使われる、ノウハウの説明を目的とした記事に絞って説明します。

あと蛇足ですが、よく文章の型の話をするとき出てくる「起承転結」というものがあります。これは漢詩といって昔の中国の詩を創るために用意されたテンプレートです。これは4コマ漫画や新聞のコラムには使えるのですが、ノウハウ提供タイプの文章には合いませんので、ここでは取り上げません。

ブログ記事テンプレートを使う目的とは

まず最初にテンプレートを学ぶ目的です。

記事を書く時間の節約

これがまずありますね。生産性を上げるということです。どんな記事を書いていくか、毎回ゼロベースから悩んで書いたら、とても時間がかかります。考える時間の節約、これがまず第一です。

読まれるブログ記事にするため

ブログの記事を書くということは、誰かに伝えたいメッセージがあるということです。読者に対して「伝わる」ことが目的です。多くの人に読まれ、あわよくばSNSで拡散もされたいですし…。そうした場合、やはり「これだけは押さえておかないといけない基本事項」があります。

それは一つの記事で「論理」的な理解と「感情」的な共感を読者に与えなくてはならないということです。この基本事項を漏らさずに書けるというのが、より大事な理由です。

その1 論理的に納得させるため

伝えるべきメッセージを効果的に伝えるには、ある程度の文字数を書くことになります。そうした時に、人の頭に入っていきやすい順番や構成があります。例えば結論を先に書いたほうがいい場合もあれば、後のほうがよい場合もあります。要は論理的に納得してできる順番になっていればよいのです。納得してもらえないと、どんなメッセージも伝わりません。これらはテンプレートの大事な役割です。

その2 感情的に納得させるため

これが最も重要です。メッセージが伝わるかを左右する最も大事な点は「感情が動くか」です

稚拙な文章であっても「感動」させられたとき、人は行動を起こします。感動させられる文章が書ければ、ある意味ゴールなんですが、初心者が初めからそうした文章が書けるかというと難しいですよね。

変に文体や語尾をいじったり、キャラを設定したりしても、無理しているのがミエミエでそれほど効果は期待できません。

よいテンプレートは、この「感動」させるという点も考慮されていますからぜひ学ぶといいと思います。

 

記事テンプレートの担う役割とは?

テンプレートは、論理に働きかける機能と、感情に働きかける機能、そしてそれらの配置を決めるシナリオからなります。

(1)論理

記事で言いたい内容そのものを伝えます。必要なのは「主張」と「理由」「データ」の3つです。これは、学者の論文であっても、日常のささいなおしゃべりでも全て共通です。

主張=言いたいこと。結論のことです。

例:「駅前に今週開店したラーメン屋に食べに行こうよ」

理由=主張の根拠を説明する文章です。

例:「近くでおいしいラーメンを食べたいから」

データ=理由を裏付ける「客観的な事実」です。数字でも体験談でもOKです。

例:「すごい行列ができてていつも満員なんだ。マスコミの取材もあったらしいぞ」

この3つは必須です。仮にこのうちどれかが無いとコミュニケーション自体が困難になります。

(2)感情

感情的に納得させるために配慮すべき内容があります。記事の中に「ラポール(読者との関係作り)」「共感」「関心」「信頼」「納得」「決意」といった感情が生じるようにしないといけません。読み進む中で読者の心の状態が、ラポールから決意へと自然に変わっていくことが理想です。

ラポール=初めて記事を見た読者に対して、書き手への警戒を解き、素直に内容を受け取ってもらえる状態を作ります。書き手と読者の最低限の関係作りが目的です。

共感=読者が記事に対して、「あー、そうなんだよね」と感情的に共感・同意してくれる情報を入れる必要があります。

関心=記事の内容について興味関心を持ってもらいます。

信頼=記事の内容について信じてもらい安心してもらいます。

納得=記事の主張について「腑に落ちた、これが正しいんだ」という状態になってもらいます。

決意=読者自身の意志で何らかの行動を起こすことを決めてもらいます。

(3)シナリオ

以上のとおり、論理で3つ感情で6つの点を全て盛り込むことが、読ませるブログ記事作成には必要なんです。

これらのことを漏らさず入れ、しかも一つの文章としてまとめるというのは難しそうですよね。いや、実際大変な作業です。論理的に納得させつつ、感情面で共感を誘うってことですから。

ほんとに可能なのかなって思っちゃいますよね。図にすると以下のようになります。

ブログ記事テンプレートに必要な要素

でも大丈夫です。雑誌、WEB、広告といった分野で読まれている良い文章は、これらを実現しているんです。それらをテンプレートとして利用すれば、簡単に、大事な点を記事に盛り込めます。

これから述べる実際のテンプレートを見ればわかってもらえますが、その絶妙な文章の構成、配置、流れがテンプレートには備わっています。この筋書きのことを「シナリオ」といいます。

文章をテンプレートの示したとおり配置すると、うまい具合に論理と感情の両面から読者の心を変えていけるんです。ですのでテンプレートの優劣は、このシナリオのできにかかっていると言えますこのシナリオこそが肝なのです。

ノウハウ提供型ブログ記事 基本テンプレート

お待たせしました。まず、ベーシックなノウハウ提供型のテンプレートを紹介しましょう。「テンプレート 不安不満解消タイプ」です。読者の持つ不安や不満を一つの題材として取り上げ、そこから始めるパターンです。ノウハウを説明する場合、読者に最も響きやすい流れだとされています。ここまで説明した必要な論理と感情の要素が全て盛り込まれています。

ダイエットを例にしていますが、読んでみれば、ブログ記事には「ははーん、これってよくあるパターンだな」と気づかれると思います。

また次の表の「論理」と「感情」の流れをみていただくと、「論理」的な理由で入れる文章は意外に少なく、大部分の文章が「感情」を刺激するため盛り込まれていることがわかると思います。

テンプレート 不安不満解消タイプ

ブログ記事タイトル: 「最近体重が増えだして気になってしまう方へ」

項 目 例 文 論理の
流れ
感情の
流れ
■導入 「最近体重のことが気になっていませんか? そんなに暴飲暴食していないのに勝手に体重計のメモリが増えていくのってウンザリしますよね?」
・”イエス!”と読者が大きくうなずきたくなるような問いかけをする
・簡単な自己紹介も入れておく

ラポール

/共感

■重要性の強調 「太ることはいろんなリスクがあるのはご存知ですよね?」 関心
■書き手の
自己開示
「実は私も太っていった時期があり悩みました」

ラポール

/共感

■原因説明 「体重が増え続ける原因は食べ過ぎ・運動不足ですが、なかでも最も大きく影響するのは…」 関心
■解決策

解決策の提示

「実は~によってリバウンドなしに痩せられます」

主張 関心

理由の理論的な説明

「その理由は……ということなのです」
「しかし、反論意見としては……があります」
「でも……なので、やはり……なのです」

理由1 関心/
信頼

読者にとっての利益(効果/メリット)

「リバウンドがないので、苦しい努力や訓練は、一定の期間だけ、あとは一切苦労しないで済むのです」

理由2 信頼

学術データ、統計、専門家の意見、体験談など

「証拠はこれです」「お客様も……です」

データ 納得
■条件 「でも、……がきちんとできることが条件です。よろしいでしょうか」 納得
■未来の情景 「これをやっていけば、夏には水着が着れるようになりますよ」 納得/
決意
■促し・後押し 「さっそく明日から○○をやってみてくださいね!」 主張
(言い換え)
決意

解決策の「理由1」と「データ」は、多いほうがいいです。それぞれ複数ある場合は、理由1とデータの組合せが複数配置されることとなります。

ノウハウ提供型ブログ記事 応用テンプレート

上記の基本テンプレートでほとんどのことが問題なく記事は書けると思います。ただ不安や不満にばかりフォーカスしていると書くほうも読むほうも飽きがきます。基本パターンを部分的に変えたパターンがいくつかありますので、使い分けるといいでしょう。応用編ということで説明していきます。

テンプレート 理想の未来タイプ

最初に掲げた基本テンプレートは、冒頭で読者の「不満・不安」にフォーカスして、そこから共感を築いていきました。こちらは反対で、明るい未来を提示してスタートするパターンもあるんです。

書くときには、とにかく「理想の未来」をリアリティ豊かにこれでもか、これでもかと描くことが重要です。例を掲げます。

ブログ記事タイトル: 「理想の体型と健康を無理せずに実現、さてその秘密とは?」

項 目 例 文 論理の
流れ
感情の
流れ
■理想の未来 「健康で引き締まった体。自分的には100点満点。服もサイズで悩まず買えるし、今、とってもいい感じです!」
読者が「えっ、いいなあ~」と憧れるような提示をする
関心
■ビフォー
(過去の説明)
「実はこの方は太っていた時期があり、ダイエットを試みてはリバウンドして悩んでおられました」

ラポール

共感

■原因説明

「体重が増え続ける原因は食べ過ぎ・運動不足といった生活習慣ですが、リバウンドしやすい体質の人の場合はダイエットするのは難しいんです」

さらに原因をクローズアップ

「このことを何とかできればいいんですが、実に難問で、何か手立てはないかと誰もが思ってました」

共感
関心
■解決策

解決策の提示

「ところが、最新の研究により、~によってリバウンドなしに痩せられることがわかりました」

主張 関心

理由の理論的な説明

「その理由は……ということなのです」
「しかし、反論意見としては……があります」
「でも……なので、やはり……なのです」

理由1

関心

信頼

読者にとっての利益(効果/メリット)

「リバウンドがないので、苦しい努力や訓練は、一定の期間だけ、あとは一生ダイエットに苦労しないで済むのです」

理由2 信頼

学術データ、統計、専門家の意見、体験談など

「証拠はこれです」「お客様も……です」

データ 納得
■条件 「でも、……がきちんとできることが条件です。よろしいでしょうか」 納得
■未来の情景 「これをやっていけば、あなたも夏には水着が着れるようになりますよ」

納得

決意

■促し・後押し 「さっそく明日から○○をやってみてくださいね!」 主張
(言い換え)
決意

 

テンプレート 常識否定タイプ

読者が常識だと思っていることを否定することで、強い関心を呼び起こします。これはそうしたネタが無いと使えないのですが、あれば非常に効果があります。

ただし注意があります。

常識を否定する場合、「あくまでも本質を求めていくとこうなるんだ」という姿勢を忘れないことです! こうした文章を書くときには言葉の調子が強くなりがちなので、主張の場面で糾弾、攻撃的な言葉は使わないでください。反感を買います!

余裕を持ってユーモアを交えて語るぐらいが、ちょうどいいのではないかと思います。「主張」は優しく語り掛けるように、そして「データ」の質と量で「常識のダメ加減」を圧倒するのがスマートです。

 

ブログ記事タイトル: 「好きなだけ食べても痩せていく! 逆転発想のダイエット法とは?」

項 目 例 文 論理の
流れ
感情の
流れ
■問題提起
(常識を否定)
「お腹いっぱい炭水化物を食べても、痩せられるって知ってました?」
or
「一生ずっとダイエットのために、食事制限が続くと諦めていませんでしたか?」“えっ、それって本当?”と、常識破りの、読者が驚くような情報を提示する。
関心

■書き手の心境変化

(主人公は他の人でもよい)

「実は私も太っていた時期があり、ダイエットに挑戦はしたものの、空腹感には勝てず、ダイエットは常に三日坊主状態が続いてました」

「だからそんな都合のいい話なんてあるわけないと」

「ところが本当だったんです」

ラポール

共感

■解決策

解決策の提示

「実は~によってリバウンドなしに痩せられます」

主張 関心

理由の理論的な説明

「その理由は……ということなのです」
「もちろん、反論意見としては……があります」
「でも……なので、やはり正しい事実なのです」

理由1 関心

学術データ、統計、専門家の意見、体験談など

「証拠はこれです」「お客様も……です」

 

データ 信頼
読者にとっての利益(効果/メリット)「なんといっても空腹感に悩まされなくていいから、無理なく、続けられるんです」 理由2 納得
■条件 「でも、……がきちんとできることが条件です。よろしいでしょうか」 納得
■未来の情景 「これをやっていけば、夏には水着が着れるようになりますよ」

納得

決意

■促し・後押し 「さっそく明日から○○をやってみてくださいね!」 主張
(言い換え)
決意

テンプレート 物語タイプ

人が最も感情を移入しやすいものが、いわゆる物語です。エピソードとかストーリーとも言います。体験談もこれに当たりますね。あなたが取り上げたい題材を使って物語風に語ります。いくつかこれもパターンがあるんですが、以下の二つが使いやすいです。

A) 平凡な日常 → 試練 → 助けが来る→ 幸せ/成功

B) 挫折 → 気づき → 成長 → 幸せ/成功

日本のアニメやハリウッド映画は全てといっていいほど、この型です。使わない手はありませんよ!

ブログ記事タイトル:
「最初ありえないと笑ってた友人が、頭を下げて教えてくれと言ってきた◯◯ダイエット法とは?」

項 目 例 文 論理の
流れ
感情の
流れ
■導入 読者に対して、ある人物(以下では主人公)の体験を述べることを示し了解を得る。 ラポール
■物語1章

主人公の平凡な日常を語る

「Aさんはどこにてもいる普通のOLでした。よい上司や同僚に恵まれ、快適に暮らしていました。」

共感
■物語2章

主人公に試練が降りかかる

「Aさんの上司は急に栄転、次の上司は嫌いなタイプ。知らずのうちにストレスがたまり、食べることがストレス解消になりました。どんどん体重は増え続け、体調も不調になっていきました」

「これではいけないと、ダイエットに取り組むAさん。しかし一向に体重は減らず増えていくばかり。様々なダイエット法に手を出しては失敗していました」

共感
■物語3章

主人公は苦労の末、◯◯を知り、試練を克服

「もう何を試してもダメなのかな? あきらめかけた時、高校時代の友人とクラス会で再会。太っていた彼女が見違えるような体型でびっくりします」

「ダイエット方法を聞いたら〇〇という簡単なことをやるだけとのこと。早速実行しました」

「しかし、簡単すぎるその方法は周りの人はありえないと笑って相手にしませんでした」

「ところが、Aさんの体重はちょっとですが減りだしたのです」

隠れた
主張
共感
■物語4章

主人公は成功や幸せを手に入れる

「Aさんはその〇〇を馬鹿にせず継続した結果、みごとにダイエットに成功、体重は〇Kg減です」

「自信を持ったAさんは全てに前向きになれ職場の上司ともうまくやっていけるようになりました。めでたし、めでたし。」

共感
■主人公が手に入れたものについて解説

解決策の提示

「主人公のように~によってリバウンドなしに痩せられます」

主張 関心

理由の理論的な説明

「その理由は……ということなのです」
「しかし、反論意見としては……があります」
「でも……なので、やはり……なのです」

理由 信頼

学術データ、統計、専門家の意見、体験談など

「証拠はこれです」「お客様も……です」

 

データ

信頼

納得

■未来の情景 「あなたも、◯◯を身につければ、主人公のようになれますよ」

納得

決意

■促し・後押し 「さっそく明日から◯◯をやってみてはどうでしょうか!」 主張
(言い換え)
決意

まとめ

合計で4つのテンプレートをみていただきました。どのテンプレートも、決められたシナリオに沿って文章を配置することで、感情を動かせるということがお分かりいただけたと思います。

文章(メッセージ)の基本形は、「主張+理由+データ」ですが、いろんな要素を加えることで、心に入りやすくなるんです。

このあたりは、料理といっしょかもしれませんね。この4つのパターンを、使い分けることでかなりブログの記事はかなり書きやすくなるのではないかと思います。

それから書く力をアップさせるために写経(模範となる記事を自分で入力してみること)という手段があります。もちろんそれはいいことなんで、シナリオで説明したように論理と感情への働きかけをどのように仕掛けているかを意識しながら分析するといいですよ。

一世を風靡したある漫才タレントは、当時流行っていた漫才ネタを全てノートに書きとり、分析し尽くしたとDVDで語っていました。

今回は、エモーショナルな感じのテンプレートのパターンを紹介しました。次回は、汎用的で何にでも使える知識伝達的な記事の構成方法を解説したいと思います。よろしくお願いします。

今回も長文にお付き合いいだたきありがとうございました。