出版企画書|書き方の見本とフォーマット(無料テンプレート/Skype相談)

出版企画書のわかりやすい見本を用意しました。見本を見ながらダウンロードしたフォーマット(MsWordのテンプレート)に書いていくだけです! 初めての方でも自分だけで出版企画書を作れます。

本を出版し著者となることは、多くのメリットがあります。

まず1番目はブランディングに役立つことです。自分自身をブランド化することを、パーソナルブランディング、セルフブランディングといいます。著者になれば、その分野の専門家であると認められ信頼度が増します。

本を見た人から個別の相談、講演、取材の依頼も来るかもしれません。またインターネットでは届かない人々にも見てもらえる可能性は広がります。知識を得るために、まず本を探す人はまだまだ多いですからね。

2番目は、自分自身が知的に成長できること、そして自分の持つノウハウが体系化できることです。

本を1冊書くとなると、さすがに何も見ずに、すらすら書くというわけにはいきません。 実用書はもちろん小説やマンガでさえ、かなりの資料を読み、調査を行います。結果として広く深い知識を取り入れられます。また頭で汗をかくということは思考力が鍛えられますので、これも貴重な訓練となります。

3番目は収益です。印税と呼ばれる歩合収入が入ります。ロングセラーとなり継続的に売れれば、結構な金額になるでしょう。また売れずに、出版費用が持ち出しとなったとしても、広告費・販促費の代わりと捉えればペイします。

出版のメリットは以上のようにいろいろあります。デメリットは時間と体力が費やされることですが、やって後悔したという話を聞いたことはありません。誰もがチャレンジしてよいことだと思いますよ。

さて、よいことずくめの出版ですが、初めての方にとっては勝手がわからず大変な作業ではあります。そして出版を決意した場合、まず最初のハードルが「出版企画書」の作成なんです。

出版企画書というのは、本を出版しようとするときに提示する、本の企画案を一定の書式で表現したものです。新商品を開発するとき、新事業を起こすときにも企画書を作りますが、それと同じです。

出版も2冊目、3冊目となると慣れてきますが、最初は誰もが苦労します。それは産みの苦しみといえます。

ちなみに出版には、大きく分けると自費出版と商業出版があります。自費出版は自分のポケットマネーで出版費用を負担し、出版することを指します。商業出版は、出版社側がリスクを負担し、著者に印税収入が入るという形です。

最近は、その中間的な形態も出てきました(本屋に並べて売れた場合は折半)。また最近は電子書籍やオンデマンド出版でも同様に、自費出版と商業出版、中間的な出版形態があるようです。

いずれの形態でも、出版企画書は必要となります。こちらのページでは、初めて出版にチャレンジする方でも、自分一人で出版企画書が書けるよう、その方法を解説いたします。

分野としては文学、小説、詩などのフィクションではなく実用書・ビジネス書を想定してます。それでは、説明を始めましょう。 

出版はハードルが高いのか?

いいことずくめの出版ですが、皆が出版を試みようとしないのは、「自分はきっと無理だ、出版なんて難しすぎる」と思っているからですよね。

しかし、私の経験から言うと出版は、「やる気」があり「正しいやり方」がわかれば、たいてい何とかなるものだと思ってます。たぶん大学受験やスポーツでそれなりの成果を出すほうがよほど大変なことだと思います。

何で、そんなことが言えるかというと、私自身が、サラリーマンをやりながら複数の雑誌に記事を書き、単著(著者は自分一人)と共著(著者は自分を含めた複数)を出せたからです。内容はパソコン、インターネット、経営学に関するものでした。それらがきっかけとなって、日経新聞のコラム連載もできました。さらには、米国のビジネス誌の取材も受けました。

私自身が特別だったのかと思われるかもしれませんが、そんなことは全くありません。それまでのビジネスや学びの経験をただ文章にしただけです。ちなみに新入社員時代、セールスマンでしたが、営業日報もまともに書けず、居残りさせられた上、真っ赤っ赤に添削されてました(涙)。

そんな私でも何とかなったのですから、あなたも出版に興味があれば、チャレンジを検討してもいいと思います。

その後、出版についてのノウハウを教えてあげたところけっこう喜ばれました。縁があって知り合った方たちが何人も成功しています(本人の努力の賜物だと思います)。起業、ネイルアート、アニメなどの実用書でした。

というわけで、出版自体は難しいことでもなく、夢のような話でもないのです。

商業出版を実現するために最も必用なこととは?

さて、私なんかより、知識が豊富で活躍もしていながらも、出版まで行き着いてない方が多くいらっしゃいます。正直、行動力がある方が出版社に、ガンガンアポを取っても徒労に終わることが多いのも事実です。なぜだと思いますか?

アイデア自体は悪くないのに、うまくいかないのはなぜか。そこには理由があります。 多くの場合、出版企画書の質もさることながら、本を書く準備自体ができていないことを出版社側に見透かされてしまうからではないかと思います。商業出版の場合、売れないリスクは出版社が被ります。

ですから著者の書ける能力と売れる可能性を当然シビアに検討します。 売れるか売れないかについては、正直誰にもわからないので、100%の確実な答えは知ることはできません。

正直な話、売れない本が何冊か出ても、それも織り込み済みなので、それはそれでいいのです。 しかし本一冊分の原稿を書き上げられるかについては、相当厳しくチェックします。だって、せっかく苦労して準備しても、本の中身が出来上がらなかったら、編集者にとって、これほど馬鹿らしく、うんざりすることは無いからです。

ですんで次のことが最も大事なことだと認識ください。

本当に本一冊を書ける中身があるのか?

話が面白く、人気があるという人は多いのですが、実際には、語っている中身があまりないという人は結構います。私自身、とっても話が面白い知人を出版社に紹介してもだめだったことがたびたびありました。

書く中身を持っていたとして、文章にする時間と気力があるか?

本自体には最適な出版のタイミングというものがあります。仮に予定どおり書けず、数ヶ月ほど完成が遅れてしまった場合、ひょっとしたらブームが去ってしまっているかも知れないし、類書が登場しているかもしれません。それでは予定どおり売れなくなってしまいます。 ですから、出版企画書を出すということは、売れる可能性を示すことと同時に、書ける(完成させられる)可能性も十分にあることを示さないといけません。

逆にこの2つを、きちんと納得させられれば、前向きに検討してくれる出版社は現れるはずです。 では、売れる可能性、書ける可能性の両方を示すにはどうしたらよいでしょうか? それには両方の可能性を示せる根拠・材料を用意して望む必要があります。 そこで「出版企画書」の登場となるわけです。 作成の方法を説明していきます。あなたが出版に興味がありチャレンジしたいと考えておられるなら、きっと役に立つことでしょう。なお自費出版であっても、間違いなく本の完成度が上がりますので作っておくことをオススメします。

商業出版を成功させるための必要資料と手順

必要資料

出版準備のプロセスを検討する場合、原稿がどれくらい完成しているかで違ってきます。とりあえずここでは、書くテーマはまだ漠然としており、かつ書いた原稿は無いという状態からスタートする場合の方法について書きます。 商業出版をクリヤーするのに乗り越えるべき課題は以下の2つです。

(1)売れると判断してもらうこと

(2)大量の文章を、一定期間内に確実に書き上げられる可能性を示すこと

(1)については言うまでもなく、一定数の読者に望むベネフィットを与えられる本を企画するということです。日本で出版される書籍は「出版年鑑」(2013年)によると8万点以上あります。

その中の1冊となるには、それなりのものでないと選ばれません。今は最低でも5000冊は売れる見込みが無いと、出版社は発刊の決定はしないと言われています。出版社の社内で、誰が聞いてもそのくらいは売れそうだと感じてもらうこと。

そうした可能性を示せることが条件となります。自費出版ならいいだろうということはありません。結局、誰も読まないようなものは意味がそもそも無いのではないでしょうか。それに人気がでるほうが嬉しいですよね?

(2)ですが、参考に一番文字数が少ない新書版で書くと字数はどれくらいだと思いますか。1ページあたり約600字、ページ数は200ページだとして12万字ほどです。

もちろんびっしりと埋めるわけではないのでもっと少なくて大丈夫ですが、たぶん8万字前後にはなります。400字詰め原稿用紙で200枚。これはいきあたりばったりでは書けません。計画してやっていかないと難しい量です。

では、上記の2つをクリヤーするために準備するのは何か? それは以下の3点となります。

  1. 出版企画書
  2. 目次案
  3. 見本原稿

また提出は不要ですが、まずスタート時点で出版コンセプトを固めてください。コンセプトは、「誰が」「誰に」「何を」「どのように」本で表現するのかという大枠のアイデアを記したものです。書式はありません。あなたしか見ないメモだと思って下さい。これは出版という一つのプロジェクトをスタートさせるにあたり、最も大事なことを整理し、まとめたものとなります。法令にたとえれば憲法のようなものです。ちなみにここでまとめた内容自体は、出版企画書に写しますので無駄にはなりません。 これをどれだけ深く考えておくかで、出版の成功・失敗が決まると言っても過言ではありません! 後で詳しく説明します。

それから残りの3つは出版社に提出するものです。売れる可能性、書ける可能性を示す根拠となります。 「売れる可能性の提示」については、「出版企画書」がメイン資料となりますが、同時に「目次案」「見本原稿」で作品の品質が推し量れるので、出版社にとってはありがたいはずです。 「書ける可能性の提示」については、「目次案」と「見本原稿」がメイン資料となります。 「目次案」は、その名の通り目次の案です。「見本原稿」は、本の一部を前もって書いてみたものです(後で修正するのは問題ありません)。

出版までの手順

次にこれらの準備の手順です。

第1STEP 最初に「出版コンセプト」を作成します。

第2STEP 次に「出版企画書」の各項目を埋め作成します。

第3STEP 次に「目次案」を作成します。

第4STEP 次に「見本原稿」を作成します。

第5STEP 整合性の確認

第6STEP 出版社へのアプローチ

では各ステップを順番に説明していきましょう。

第1ステップ 出版コンセプトの作成

本を出版するということは、新商品を開発するのと同じです。いわば本を一つの新商品としたマーケィング活動です。まずは頭の中のアイデアを形にすることから始まります。 その一歩めが「出版コンセプト」を書くということだと思ってください。 「いや。もうアイデアは頭の中に入ってる。だからここはスキップしよう」 そうあなたが思っているとしたら、そんなあなたこそ書くべきです。 そもそもプロはみなそうしているのですから。これを読んでいる方は、そもそもそのレベルには無いはずです。きちんとした出版コンセプトを固めることからやりましょう! あなたの頭の中に漠然と存在しているアイデアを、文章にしていくのは、かなりの頭で汗を書く作業となりますが、やっただけの成果は絶対あります。またコンセプトといっても、それ自体はシンプルなので心配はいりません。時間をかければ、形になっていきます。 書いていただくのは4つの項目だけです。 誰に、何を、誰が、伝えるか、そしてベネフィットは何かという5つを決めるだけでよいのです。 ここで書いた文章は、出版企画書に転記しますので無駄は全くありません。 そして、この第1ステップの目的ですが、 「出版企画の完成度を上げること!」です。 これに尽きます。そのための骨格・土台だと思ってください。 下手に出版企画書や目次に手をつけてしまうと「企画書」の細部に気を取られて、全体が見えなくなりがちです。それより5つのポイントに絞って考え抜いたほうが結果的に楽です。 では各項目を説明します。

何を(書く内容)

どんなことを書くのか、そのテーマやジャンルとともに50~100字で書いてください。

誰に(想定する読者)

あなた自身がまず、どんな人に読ませたいかということを決めてください。 そしてその人は、どんなニーズを持っているのかを明らかにしてください。 また、その人が本を読んでニーズを満たせるのか、本当に役に立つのかを考えてください。

誰が(著者の見せ方)

あなたが著者であることは間違いないのですが、あなたのどんなところをクローズアップするかで、著者の人物イメージは変わります。 想定読者が最も信頼を置けるよう、あなたの人物像を描いてください。もちろん嘘はNGです。

ベネフィット(顧客から見た価値)

あたながこれから作る本を読んだ人は、どんなベネフィットを得ることができるでしょう?ベネフィットとは、その本を読んだことによる読者にとって望ましい変化のことです。本を読んで感動し、知識が増え、またスキルが着いてその後どのように生活や仕事、生き方が変わるのかということです。

どこから作業をスタートするか?

最終的に、あなたが提供できる価値と、読者の求める価値が一致するのであれば出版は成功です。まずは、あなたが書きたいことを明らかにしてみましょう。 次に、そのことについての本は存在するかを調べてみてください。似たような本があれば、読者は存在するこというです。 その後、あなたなりの切り口で書いた本を想像し、それにニーズを感じてくれる読者はいるのか、いたらどんな人かを考えてみてください。 ひたすらこれらことを考えながら?から?を埋めていくことで出版コンセプトは固まっていきます。読者になりそうな知人友人に聞いてみるのもいいことです。まず最低1個は出版コンセプトを作ってみましょう。可能ならたくさん作ってもみても結構です。

第2ステップ 「出版企画書」の作成

出版コンセプトが、ほぼ固まったら出版企画書を作成します。複数の出版コンセプトが作れた人は、一番取り掛かりやすいアイデアから、企画書のフォーマットに記入していってください。 出版企画書は以下の項目からなります。 分量としては、A4用紙にワードで1~2枚程度書けば十分です。逆にそれ以上は不要です。 では出版企画書の必須項目について説明します。

出版企画書 書くべき項目の説明

それでは出版企画書のフォーマットを紹介します。私のオススめするオリジナルです。書いていただく項目を説明します。

タイトル案

かっこよさよりも、中味が正確に伝わることが大事です。サブタイトルがあってもかまいません。 タイトルの付け方は、コピーライティングの本を見てもよいのですが、書店やアマゾンを見てみるほうが早いと思います。複数でもOKです。 ちなみにタイトルは、商業出版の場合、出版社が売れるように最終的に決めますので、それほどこの時点では悩まなくて結構です。ここに時間は取らないでください。

著者の名前

本名、ペンネーム、ニックネーム、いずれでも結構です。

著者プロフィール

出版コンセプトで考えた「誰が」を参考にします。 あなたの人生を振り返り、最も読者が共感し信頼を寄せてくれるようなところを探してピックアップしてください。 理想としては、昔はダメだったあなたが、本に書いたことを見つけ実行したおかげで成長できた、幸福になれたというストーリーで語れるとベストです。

書籍の内容

カテゴリーやジャンルをまず書いてください。、 次に出版コンセプトの「何を」を写します。

企画の理由

あなたが出版しようとした動機や理由を書いてください。本気の度合いが伝わる内容で書いてください。

企画意図

この本が、読者のニーズに合っていること、そして出版する必然性を書いてください。出版コンセプトの「ベネフィット」の内容を整理して書くといいです。

企画の背景

時代的、社会的な背景を踏まえ、なぜ今、この本を出版すべきなのかを書いてください。

読者ターゲット

出版コンセプトで考えた「誰に(想定する読者)」を写します。第三者が見てもわかるように書いてください。購買する動機の強さも大事です。

判型・カラー

判型とは本の大きさです。規格は決まっていますので、次のどれかを選択することとなります。最終的に決めるのは出版社なので、あくまでも希望です。

通常は菊判かB6版です。ほかには以下のような判型があります。

A5判 148×210 大きめの単行本

菊判 150×220 やや大きめの単行本

B6判 128×182 小さめの単行本

新書判 103×182 新書・コミック

A6判 105×148 文庫本

カラー(色)とは、本の本体(表紙カバーを除いた部分)を何色のインクを使って印刷するかということです。

カラー/1色/2色のいずれかとなります。

カラー(4色):いわゆるカラーの印刷です。コストが高いです。

2色:見栄えをよくするために、2色のインクを使用します。よくあるのは黒と赤、黒と青、黒とグリーン、黒とオレンジの組合せです。カラーよりは費用が安くなります。

1色:黒インクだけで刷る、最も一般的なタイプです。コストは一番安いです。 ここは、出版社にお任せでもよいのですが、

カラー画像の掲載が必須の場合は、必ず最初に伝えます。コストがかかることなので。

グラフ、イラスト、写真

本の製作費に関係してくる項目です。どのくらいの点数を掲載したいのか。 だれが用意できるのかなどを書きます。特にイラストやカットは経費が発生するので、出版社が一番気にするところです。ただし、それらは内容によっては本の売上にも関係することがあります。きれいで見やすい図解や写真は、パッと見てわかりやすさを印象づけるからです。

価格

本体価格について、いくらぐらいが想定読者には妥当かを考えて書きます。出版社が最終的に決めるので、あくまでも希望です。勉強だと思って、書店でいろんな本を見て研究してください。相場がわかります。ちなみに980~1980円の範囲がほとんどです。

類書の一覧/類書に対する差別化(ポジショニング)

同じジャンルで競合になりそうな本のリストを書いてください。 そのあとに、類書とどのような点で違いを打ち出していくのかを書いてください。出版コンセプトで検討した「ベネフィット」が参考になるはずです。

販売促進案

今は、出版不況と言われています。著者自身も売るための施策が打てると非常に喜ばれます。 自分のブログで告知する。アマゾンで自分のクライアントに一斉に買ってもらいランキングを上げる等が定番です。 また、特典は有効なのでぜひ検討してください。動画、音声を購入者だけが視聴できるようにするのは有効な手段です。

出版時期

発売を開始したい時期について希望を書きます。

誌面(本文の見開き)イメージ

希望があれば書きます。例えば、「左ページが図表、右ページが文章」といった形式などを希望する場合は、そのイメージが伝わるように書きます。縦書き・横書きの希望も書きます。

出版企画書「印税条件」

著者の報酬です。10%の条件なら、千円の本が1万冊売れると百万円の報酬がもらえるということです。 最大で10%です。不況なので今は5%からスタートとかもあるようです。 ここは出版社が最終的に決めるので、あくまでも参考です。商業出版なら「貴社の規定にお任せします」が無難です。

第3ステップ 目次案作成

文章の構成を考えます。文章を本当に書けるレベルで目次案を作るということです。細かければ細かいほどいいです。できれば2階層で書いてください。

第1階層が「章」です。書きたいことの見出しを、箇条書きで5~10行書いてください。

第2階層が「節」です。章の各見出しの一つにつき、同じく5~10行の見出しを書いてください。

10章でそれぞれの章ごとに10個の節をつくるとすれば、100行の目次案となります。

これだけアウトラインを書けばきっと書ける自信が出ますよ。もしも、しんどかったら、第1階層だけきちんと書き、第2階層は重要なところだけでもかまいません。 内容は、想定読者が「知りたい!」と思う内容、「役に立つ!」と喜ぶ内容です。ここでは、書くための資料も平行して集めざるを得なくなり忙しいでしょう。でも、それも勉強だと思いがんばってください。

第4ステップ 原稿執筆

目次案を見ながら見本原稿を書きます。 いずれかの節を1000文字から2000文字程度で書きます。2~5個ほど文章を書いてください。書くのは、あなたが最も書きやすいところ、もしくは最も重要な主張が含まれるところです。ここが一番大変だと思いますが、正念場です! がんばってください。

第5ステップ 各項目の整合性の確認

最初に考えた「出版コンセプト」と、その他の3つの資料を見比べてください。当初に考えた通りのものができていましたでしょうか? たぶん、いろいろな箇所で、矛盾が見つかると思います。そうしたら、それをもとに「出版コンセプト」を見直してください。きっと新たな発見があり、あなたの執筆能力、企画力も向上するはずです。これらが一通り終われば、とりあえず完了です。できればあなた以外の人に一読してもらうことを推奨します。有益な助言が貰えたら反映してください。

第6ステップ 出版社への企画持ち込み

完成したら、出版社に出版企画書を見せてみましょう。 その分野に興味のありそうな出版社をリストアップして、はじからWEBサイトを見てみましょう。中には下記のように原稿募集の窓口を公開している会社もあります。 また公開していなくても代表に電話をして、「企画の募集、持ち込みのご担当者をお願いできますか」と言えばたいていは何らかの対応をしてくれるはずです。

商業出版の企画募集を行っている出版社

以下の関連記事を御覧ください。 本の出版企画を募集している、持ち込み可能な出版社 16選《2018年版》

出版コンセプトと出版企画書の見本

参考に出版のコンセプトと出版企画書の具体例を掲載いたします。参考にしてください。仮のタイトルが以下のようなものだとしたときの、実例です。 『コンサルタント・カウンセラー・講師のためのコンテンツ基礎力 パワーアップ講座』

出版コンセプトの具体例

何を(書く内容)

コンサルタント、カウンセラー、セラピスト、講師が、顧客向けに発信する様々なコンテンツ(ブログ、ホームページ、教材、書籍など)を企画し制作するために必要なスキルを紹介し、習得するための方法を明らかにする。

誰に(想定する読者)

職業はコンサルタント、カウンセラー、セラピスト、講師など。業務の一部として顧客向けにコンテンツの発信を行っているが、スキルが未熟であり、より良い成果を得られるコンテンツを作れるようになりたいと思っている方たち。

誰が(著者の見せ方)

著者は、企画力も文章力も無く、営業日報もまともに書けない、駄目なセールスマンであったが、コンテンツ力をアップさせる工夫とトレーニングをすることで、書籍を出版し日経新聞のコラムを書くまでになった。現在はビジネス系のコンテンツを日々作りつつリアルでも教えながら、情報をいかにデザインすると成果につながるかをコンサルティングを行っている。経営学、 心理学、教育学など科学的な知見を活かした指導が特徴である。

ベネフィット(読者から見た価値)

顧客に対して、役立つコンテンツを提供できるようになる。 その結果、良い顧客が増加し、信頼関係も深まり、感謝されながら仕事ができる。 知的な能力が鍛えられ向上するので、精神的な充足感が得られる。 コンテンツの発信の悩み・苦痛(ネタ不足、執筆の苦労)が減る。 コンテンツの質がよくなるので、情報のマネタイズが容易、有利になる。

出版企画書の見本(具体例)

タイトル案

コンサルタント・カウンセラー・講師のためのコンテンツ基礎力 パワーアップ講座

著者の名前

ビジネス書作家 ・ビジネス書評家 ○○ ○○

著者プロフィール

著者は、企画力も文章力も無く、営業日報もまともに書けない、駄目なセールスマンであったが、コンテンツ力をアップさせる工夫とトレーニングをすることで、書籍を出版し日経新聞のコラムを書くまでになった。現在はビジネス系のコンテンツを日々作りつつリアルでも教えながら、情報をいかにデザインすると成果につながるかのコンサルティングを行っている。経営学、心理学、教育学など科学的な知見を活かした指導が特徴である。

書籍の内容

コンサルタント、カウンセラー、セラピスト、講師が顧客向けに発信する様々なコンテンツ(ブログ、ホームページ、教材、書籍など)を企画し制作するために必要なスキルを紹介し、習得するための方法を明らかにする。 特に、コンテンツの品質は、「情報収集力」「情報分析力」「構造の設計力」によって大部分が決まるので、そうした点について原則と力をつけるためのノウハウを明示する。また根本的なベースとなる「思考力」と「心構え」についても触れていく。

企画の理由

今や、商品もサービスも、ネットを含むメディアに掲載された情報によって売れ行きが左右される時代となった。著者のまわりでも懸命に自社の商品まわりの情報発信の努力を続けている起業家が多い。しかしながら、発信するネタ探し、そして読者の役に立つ内容にするため苦労しているがわりには効果が出ていないことが多い。筆者のノウハウが少しでも役に立てればと思った次第である。

企画意図

コンテンツの企画・制作の大切さは、ネットが普及した最近になってから注目されるようになってきたが、そもそもその製作ノウハウは、広告業界、エンターテイメント業界、教育業界にもともとあったものが多い。学問的にも心理学、脳科学、認知科学などでノウハウは蓄積されている。 そうしたすでに蓄積されたもの、そして筆者が独自に数十年間蓄積してきたノウハウをまとめて公開すれば、コンテンツを作るのに苦労している専門家もそれ以外の方も喜ばれると考える。

企画の背景

基本的にネット上のコンテンツの充実なくして、ビジネスは成立しなくなりつつある。コンテンツ・マーケテリングという言葉が登場し、どの企業も懸命に取り組むようになってきている。文章、画像、動画といったコンテンツの重要性は増すことはあってもなくなることはない。 ビジネスに携わる誰もが、コンテンツの重要性を理解している今、そのコンテンツを企画制作する能力をアップさせるニーズが強くなっていくことは間違いないだろう

読者ターゲット

職業はコンサルタント、カウンセラー、セラピスト、講師など。業務の一部として顧客向けにコンテンツの発信を行っているが、スキルが未熟であり、より良い成果を得られるコンテンツを作れるようになりたいと思っている方たち。

判型・カラー

見やすいB6版、2色刷りが望ましい。 グラフ、イラスト、写真 イラストの原案は著者が用意。20点ほど使用予定。写真は無し。

価格

1,800円 現場で困っている方は、それほど価格は気にせず必要なら購入すると思われる。

類書の一覧と差別化

〔類書の一覧〕 『先生・講師が「キラーコンテンツ」で儲けるマニュアル』A出版 『コピーライティング究極のセオリー』B出版 『コンサルタント、カウンセラー」になって180日で500万円稼ぐ方法』C出版 〔差別化について〕 どの書籍もコンテンツの品質を上げるのに役に立つ内容とはなっているが、表面的な部分を語っているにすぎない。ヒントやコツをいくら知ったところで、基本的な能力はアップしない。 コンテンツの品質を上げるには、土台となる「情報収集力」「情報分析力」「思考力」「構造の設計」といった部分を丁寧に解説する必要がある。そうした、いわば基礎や土台に力を置いた書籍は、今のところは無いので、十分に本書は差別化が行えると思う。

販売促進案

自分のブログで告知。特典として動画、音声を購入者だけが視聴できるようにする。 特に予約者には、セミナーへの無料招待を実施する。

出版時期

○年○月ごろ

誌面(本文の見開き)イメージ

なるべく見開き2ページで、一定の情報がまとまるように編集。横書き。

印税条件

貴社の規定にお任せします

以上

出版企画書ダウンロード(無料).

出版企画書 持ち込みの心構え

全て完成したら、いよいよ出版社へのアプローチあるのみです。持ち込みを成功させるには、ある程度は数も大事です。最低でも3社ぐらいはチャレンジしてみましょう。

まとめ

今回はこちらで用意した出版企画書のオリジナル・フォーマットについて、各項目の書き方を説明しました。

商業出版でも自費出版でも、揃える資料は変わりません。

出版企画書、目次案、見本原稿の3点です。

手順としては上記の資料を順番に作成していき、最後に全体で矛盾がないかをチェックします。 出版に興味のある方はぜひ、チャレンジしてみてください。健闘を祈ります。

関連記事

もしも電子書籍の出版に興味があったら次の記事もぜひ読んでみてください。電子書籍も通常の紙の本も「出版企画書」は共通です!

電子書籍を出版する方法(2018)

出版に役立つおすすめの本

出版に関するスカイプ相談(無料)を始めました

無料相談の概要

初めてビジネス書・実用書の出版を企画している方に、スカイプで疑問にお答えします。

自分の著書を商業出版したい場合、最初に悩むのは書きたいテーマをどうしたら、出版社が受け入れてくれるレベルにまで高められるかということです。

本のタイトル、取り扱う分野、対象読者、切り口、類書との差別化、目次案など、どれ一つ取っても初心者には難しく感じてしまうものです。

せっかくブログを読んでくださっておりますので、少しでもお役に立ちたいと思い無料でアドバイスさせていただければと思っております。

私は日々大量のビジネス書、経営専門書に目を通しております。またこのような本の読書が趣味であり、読者側の気持ちはとてもよくわかります。

以前、出版プロデュースを副業でやっていたのですが、編集者さんにも著者さんにも感謝いただいておりました。

自分自身、出版プロデューサーやコンサルタントには一切頼らず、単行本、雑誌、ムックの商業出版、日経新聞に執筆してきた経験があります。

あなたの企画を相談いただいた後で、ブラッシュアップして、出版社へ持ち込むなり、出版プロデュース会社へ依頼するなりされるとよろしいかと思います。

実施の理由

理由の1つ目は、このブログ記事が1万人近い方に見ていただけた事に対する、お礼と感謝です。出版業界の人間でもない管理人の記事を多数の方に見ていただけ大変うれしく思っております。

そして2つ目の理由は、皆さまの出版企画ということについてのニーズを知るためです。直接お話をお聞きすることで、今後のよりよい記事執筆の参考にしたいと思っております。

お申込みに当たって

  • 編集者の紹介はできません。
  • 分野はビジネス書、および実用書に限ります。
  • アドバイスは、音声のスカイプにて行ないます。
  • お一人様60分1回のみです。
  • 予告無く終了することがあります。
  • 相談でお聞きしたものと似た企画の書籍が発刊されても、責任は一切負いません。

お申込み方法

以下のメールアドレスに、次の必要事項を記載してお送りください。48時間以内に返信します。

  • お名前(ニックネーム可)
  • 簡単な自己紹介
  • 出版についてのご相談内容
  • メールの件名は「出版相談」とお書きください。

メールアドレス info@business-1.net

(メールアドレスをコピーするときは”@”を半角に変えてください)

5 Comments

Rio

企画書テンプレート(Word/PDF)のリンクが有効でないようなのですが、ダウンロードさせていただけないでしょうか。

中田

リンク切れを教えていただきありがとうございました。ダウンロードできるように直しておきました。今後ともよろしくおねがいします。

こうめい

はじめまして。 参考になりました。 ありがとうございました。

ライターさんにお願いする方法を聞きましたが、自分で書き上げないといけないのでしょうか?

よろしくお願いします。

管理人

コメントいただきありがとうございます。

最初は大変だと思うので、ライターさんや、出版プロデューサーさんにお願いするのはありだと思います。
書籍の本文の執筆をライターさんに丸投げするの予定であるなら、なおさらそうです。

しかしながら、何冊も本を出していこうと思っていらっしゃるのでしたら、
最終的に出版企画書はご自身で書き、本文の執筆をライターに外注するほうが賢明かと思います。
出版企画書は出版において肝となる部分だからです。

参考になりましたでしょうか。
また何かあればご質問ください。

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