リーン・キャンバスとは起業時に最も手軽で使いやすいビジネスプラン作成用のフォーマットです。パワーポイントで作ったテンプレートも用意してますので、ぜひ使ってください。
リーン・キャンバスとは?
リーン・キャンバスは『リーンスタートアップ(lean startup)』の著者エリック・リースが提唱している無駄のないビジネスプラン書(設計図)のことです。
リーン(lean)は英語で「ムダがない」という意味。スタートアップは起業を表します。リーンスタートアップとは、ムダを省いたビジネス設計の方法のことで、リーンキャンパスはその中心となるツールです。とにかく早く行動に移せるよう考慮されたツールとなってます。
ちなみにこれとよく似たもので『ビジネスモデル・キャンバス』というものもあります。実はこちらが本家でして、エリックはこれを元にリーンキャンパスを作ったそうです。事業規模が大きかったりしたら『ビジネスモデル・キャンバス』もよいでしょう。
リーンキャンバスは、慣れてくると1時間程度で書ける上、起業時に抜け落ちているとまずい点は網羅されてます。とても良く考えられているフレームワークだと思います。
リーンキャンバスは必ず一枚の紙に書きます。具体的には下記のような構成になっています。
ダウンロード(無料)は以下のボタンをクリックしてください。リーン・キャンバス テンプレート(パワーポイント:拡張子ppt)
リーンキャンパスの項目
- Problem=課題(顧客にとって最重要の上位3つ)
- Existing Alternatives=現状での対応方法
- Solution=問題解決策
- Key Metrics=主要指標(KGI、KPI)
- Unique Value Proposition=独自の価値提案
- High-Level Concept=一言で例えたコンセプト(例;インスタグラムはYouTubeの写真版)
- Unfair Advantage=競合が真似できない優位性
- Channels=チャネル(コミュニケーションと販売方法)
- Customer Segments=顧客セグメント
- Early Adopters=アーリーアダプター(最初に飛びつく顧客の特徴)
- Cost Structure=コスト構造(主な固定費用と変動費用の内訳)
- Revenue Streams=収益の流れ
参考文献
起業後にさらにビジネスモデルをブラッシュアップさせるための本
上記本の続編
リーンシリーズのなかでブランディングについて特化して書かれた本
リーンシリーズのなかで顧客を見つけ売るということについて特化して書かれた本
リーンスタートアップ、元祖エリックの書いた本