Kindle等電子書籍市場について解説(2019年版)

出版/コンテンツ

こちらではAmazonのKindleに代表される電子書籍の市場について説明しています。電子書籍は、その名のとおり、スマホやタブレット、電子書籍の専用端末で読む「紙」と「インク」を使ってない本のこと。ここ数年、スマホや端末が普及したこともあり、ユーザーが急速に増えてきています。

実は私も、昔のコミックを急に読みたくなったときは電子書籍の形で購入し読んでしまうことがあります。実は少年ジャンプの愛読歴40年。古い漫画は電子書籍しかなかったりするんですよね。

今、若年層を中心にコミックや小説を電子書籍の形で買う人が増えています。そして、最近の傾向として、ビジネス、実用系の本も増えてきているんです。これは注目する必要があります。

電子書籍とは

さて電子書籍とは何でしょうか。

コンピューターなどを使って読む、インクと紙を使ってない電子的な出版物のことです。有料と無料のものがあります。

こちら–>Amazon Kindleストア

通常は、インターネットからダウンロードし、スマートホン、パソコン、専用の電子書籍リーダーなどを使って見ます。

電子出版は、実は様々な歴史があり紆余曲折のなかで現在に至っています。ちなみに最初の頃は、コンピュータを使って、画面で本(みたいなもの)を読むなんてことは「ありえない」と言われてました。私も出版業界に関わっていたのでよく覚えています。

こちら–>日本電子出版協会の歩み

でも、いろんな方たちが新たなメディアを発展させようという志のもと普及に努めました。その結果、国内だけでも数十万点の電子書籍が販売されるようになったのです。

いまや電子書籍の市場規模は2,479億円 (2018年)。前年度から11.9%の増加です。(そのうち8割にあたる1,965億円はコミックです)

なお紙の書籍ですが、最盛期は2兆6千億円の市場規模でしたが、2015年度は1兆2,921億円。厳しい減少傾向が続いています。

【出典】

  1. 2018年の出版市場規模発表 紙+電子で3.2%減の1兆5,400億円、紙は5.7%減、電子は11.9%増 公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所
  2. 電子書籍ビジネス 調査報告書2018 – インプレス総合研究所

電子書籍の売上自体は紙の書籍にはかないませんが、今後はもっと売れるようになっていくと思われます。2020年度は電子書籍の市場は3000億円は固いとも言われてます。

電子書籍の規格について

電子書籍というと、なんだか訳のわからない規格用語が出てきますよね。残念ながら世界で電子書籍の規格はされていません。多くの種類が乱立してます。ですが読者がPC、スマホ、タブレットで閲覧するには問題なくなりつつあります。専用のアプリさえインストールすれば閲覧可能です。

ただ、それとは別に見やすさを優先し開発された専用端末というものがあります。業界ではストア系リーダーといってます。これは、いくつかの種類が存在してまして、現状では4種類存在します。

国内のストア系専用リーダーの一覧

  • AmazonのKindle
  • 楽天のKobo
  • ソニーのReader
  • BookLive(凸版印刷グループ)のLideo

自分の好みに合わせて買って使えばよいのですが、気を付けるべきことがあります。それぞれの専用ストアで購入したものは専用の端末でしか閲覧できないってことです。Kindleストアで買った電子書籍は、Kobo端末では読めません! 注意してくださいね。なお、KindleとKobo以外は新機種の発売はしていません。

また電子書籍を読むのに使われている端末は以下のとおりです。

電子書籍を閲覧するのに使われる機器の一覧

  1. スマートフォン  79.2%
  2. タブレット    37.4%
  3. パソコン     15.4%
  4. 電子書籍リーダー 9.5%

懸命に開発が続く専用端末ですが、あいにく今のところは普及は難しそうです。使われているのは圧倒的にスマホとタブレットです。今後もこの状況は続きそうですね。

電子書籍の販売について

現状での電子書籍の販売の状況について説明します。

まず既存の出版社ですが、独自にWEBサイトを用意して紙の本の電子書籍版を売っています。まあ紙の本のついでにといったところでしょうか。

電子書籍販売のメインはブックスタンドと呼ばれる、電子書籍の販売に特化した会社のWEBサイトです。一覧を掲げておきます。

その他にも小さなブックスタンドが新しくできたりしているようです。特にコミックは、売れるので様々な業界からの参入も多いようです。

電子書籍ストアの売上

全社が決算は公表していないので、詳細は不明ですが、トップは「Kindleストア」であることは間違いないようです。
以前は、「Kindleストア」と「楽天kobo」の順位は逆でした。さすがAmazon強し! 昔、日本の書店サイトがAmazonより早く開業しながら負けてしまったことを思い出します。マンガについてはアプリ経由の利用が多いのですが、それ以外ではAmazonが一人勝ちする気配がするのは私だけでしょうか?