さて、今回は日本最大のアイスクリーム専門チェーン「サーティワンアイスクリーム」のSWOT分析をしてみました。
SWOT分析についての詳細は次のページをご覧くださいませ
SWOT分析・クロスSWOT分析を丁寧に解説
年間売上げ444億円で 世界にチェーン展開していますが、日本はアメリカに次ぐ市場として、全国に店舗は1161。国内最大のアイスクリーム・チェーンです。正式社名はB-Rバスキン・ロビンスサーティワンアイスクリーム株式会社。がっちりマンデーというテレビ番組にも登場し、渡辺裕明代表取締役社長がスタジオにゲストとして話されました。
サーティワンアイスクリームが国内に進出したのは1970年代です。
おいしさの秘密は、世界中から集めた厳選素材。モットーは「アイスクリームを通じてお客さまに”幸せ”をお届けすること」。うん。いいですねぇ。
ここの最大の特徴は、アイスの種類。フレーバーといっていますが、約1200種類以上のメニューをもっているそうです。サーティーワンのアイスクリーム工場は国内に2か所。ここでアイスが、秘密の製法で作られています!
・富士小山工場 静岡県
・神戸三木工場 兵庫県
国によってメニューは違うようで、日本は、日本の風土にあったものを提供しているそうです。季節に合った31種類がお店に展開され一ヶ月(31日)、日々違ったアイスが楽しめるのです。私は知りませんでした。
神戸三木工場では年間116万タブ(ケース)が製造されており、容積は25mプールの35個分になるそうです。
31アイスクリーム 人気ベスト3
31のアイスクリームは32種類が常備されてます。固定メニューは21種類で、11種類は入れ替えているとのこと。
ちなみにベスト3はこの3つ。
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- 1位 ポッピングシャワー
- 2位 キャラメルリボン
- 3位 ベリーベリーストロベリー
何回か、テレビで取り上げられましたが、今回も一番人気は「ポッピングシャワー」のようです。
※2014.08.11放送「お試しかっ!」でも第1位:ポッピングシャワー。
ちなみに、ポッピングシャワーは食べると口の中で、ポップロックキャンディが弾けるものです。自宅での再現レシピがネットに載るほどの人気です。
そして過去にうまくいかなかったものとして「トマッティレモン」を紹介されてました(美味しいらしいですが)。
また、1200種類ものアイス・レシピを持っていながらまだまだ開発はつづいているようですよ。
ちなみにアイスクリームに使用している乳原料の産地は国産(産地は北海道)です(公式HPより)。
人気ナンバーワン”ポッピングシャワー”製法の秘密とは?
番組中で製法が紹介されたのは、ポッピングシャワー。このアイスはミントアイスとホワイトチョコアイスが渦巻き状に容器に入って、店舗には運ばれてきます。
これって、アイスを入れる円筒形の容器(タブ)に上からパイプで充填していくんですが、2種類のアイスを混ぜつつ容器のほうをくるくると回転させ、かつ上から下へ下げながら入れてるんです。だからうまく、渦巻き状に混ざって入るんですね。
この回転数と下すスピードの調整は非常に難しいようです。
(ご参考)アイスクリームについての知識
アイスクリームを作るのに使うのは「ホモジナイザー」と「攪拌機」という機械です。材料を均一化(乳化)してから攪拌して空気を含ませてアイスにしていきます。空気を含むほど、軽い口当たりになるそうです。私はミニストップのアイスが好きなんですが、今日は31でバニラを買います!!
会社情報
B-R サーティワン アイスクリーム株式会社
資本金 :7億35百万円(2007年2月)
従業員数 :216名(2017年12月末)
株式公開 :東京証券取引所JASDAQ
主要株主 :株式会社不二家、ダンキンブランズ インターナショナル ホールディングス リミテッド
決算期 :12月
BRサーティワンの店舗
食べたくなった方へ、こちらがBRサーティワンの店舗情報です。
https://www.31ice.co.jp/store/
SWOT分析の事例 B-Rサーティーワンアイスクリーム
サーティワンのファンとして応援の意味でSWOT分析をさせていただきました。もっとたくさんあるんですが、書きすぎてもよくないし、まあこんなもので。堅調に業績が回復してきているんでぜひこのまま頑張って欲しいです。デザインをアイスっぽくしようと思ったんですが難しいですね。
(あくまでもファンとしての個人的な見解です)
強み (Strengths)
- 世界的なアイス分野での知名度
- 魅力あるフレーバー開発力
- 旬への徹底した追求
- 感覚と「今だけ感」の巧みな融合
- 女子中高生向けプロモーションが得意
- 飲食業界のなかでは低い初期投資で済む
- スイーツ好きは一定数いる
弱み (Weaknesses)
- 総来店客数は増えたが平均客単価は87.4%に。
- 商品ラインナップが冷たいスイーツのみ
- 気象の影響を受けやすい
- 寒い時期の対策
- 地域ごと(店舗)の独自性がない
機会 (Opportunities)
- 安価に非日常感が得られる
- 中高生が成長後、ファミリーとして戻ってくる
- 社会全体がイベント歓迎(ハロウイーン等)
- スイーツは少量高品質なものが好まれるようになっていく
脅威 (Threats)
- 国内人口減、特に中高生の少子化が急激に進む
- 食の二極化
- コンビニのスイーツ多角化
- 健康志向(低カロリー指向)
このファイルはパワーポイントで作成してます。興味ある方は以下からダウンロードしてください。
ではまた!!